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2008年5月23日金曜日

温度による性能換算

気体は温度の変化によってその状態は激しく変わります。
送風機の中を通る気体も絶対温度に比例して膨張しますので、体積が2倍になれば、圧力は半分になります。
もちろん、温度が下がれば体積は小さくなり、圧力は体積が小さくなった割合で大きくなります
気体の温度が、t1からt2に変化した場合の性能換算式は下記のようになります。

風量
 Q2=Q1  ・・・・・・・・・・m3/min

圧力
 P2=273+t1/273+t2xP1 ・・・・Pa

軸動力
 L2=273+t1/273+t2xL1 ・・・・kW

性能曲線は下図のようになります。


メーカーのカタログ上での性能曲線は、ほとんどが標準状態での表示になっていると思います。
(温度20℃、絶対圧力101.3kPa、相対湿度65%の空気状態)
よって、20℃以外のガスを取扱う場合には、計算式により求めた圧力により選定するようにしましょう。

下記に例題を表します。
【例題】
P2=2kPa、t2=100℃のガスを取扱う場合、カタログ上での性能曲線(t1=20℃)での圧力はいくら必要か。
また軸動力はどうなるか。
(回答)
2=273+20/273+100xP1

P1=2x273+100/273+20≒2.55(kPa)

ということで、P1が2.55(kPa)のポイントで選定することになります。

軸動力L1は、上記の計算式によりL2に減少します。